桐たんす 相徳(あいとく) 桐箪笥一筋 

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相徳箪笥店の歴史



★創業明治13年★






老舗風土記へ

★大正10年ころでしょうか★

左の写真は 顔ぶれからしまして 大正10年頃と思われます。

中央が 相徳の初代 徳次郎 左端が 2代目 猛三郎 3代目になる徳郎は まだ写真に写っていません。

生まれていないのか  または  まだ生まれたばかりでしょうか。

相徳の初代徳次郎は 小田原の生まれ。

指物職人であった 徳次郎が  相模の国より東京に出てきた事により  相模の相と 徳次郎の徳から 相徳と称するようになりました。

この年 明治13年を 桐箪笥 相徳 創業の年としています。
以後 相徳は 今日まで 4代目 芝の生まれの江戸っ子となります。
2代目 猛三郎は 生っ粋の箪笥職人 若い時には 他にも修行に出て 腕を磨いていきました。


2代目の時代より 今日に伝えられる 写真は数多くあります。★


★本多立ち葵★

★左の写真も 同じく大正10年ころ 本多家の御婚礼荷物と 伝えられます。
葵の御紋の一種である 本多立ち葵の紋が入っています。

右から長持ち 夜具たんす 衣桁 鏡台 姿見 桐箪笥4棹 用たんす 文机 針箱の構成になります。

長持ち 夜具たんすは 今日非常に希になりましたが 他のものは 今日でも 充分に通用するデザインと思います。


★菊水★

★次の写真は 時期的には 同時期と思われます。
紋は 菊水 華族の方が 養女にいかれる時の 桐箪笥とお荷物と伝えらています。
ここで注目していただきたいのは 2点の写真ともですが 相徳の店構えです。

間口のさほど広くない店舗を 一軒 間に挟んで 両側に相徳があったといいますが 相徳は 当時としてたいへんに珍しい バルコニー付きの店舗 という しゃれた店であったようです。★


★大正期には★

★明治から 大正になる頃には
相徳は すでに 東京において 桐箪笥の専門店としての地位を確立していたようです。
他にも 数多くの写真が現存しています。★


★昭和に入って★

★大礼記念東京博覧会★


★左の写真は 昭和3年 昭和天皇の即位を記念して 上野で行われた 東京博覧会に 夫婦総桐箪笥を出品して受賞した 額です。 大礼記念東京博覧会は 当時非常に華やかに催されたといいます。 また 賞状も非常に立派なもので 今日いただく賞状とは 風格がちがいます。審査官として はじめに松田権六さんの名前が 中ほどには加納四十二さんらの名前が見て取れます。 ★




★昭和初期の
養命酒さんが 東京の市電の切符の裏に
養命酒の広告が載っています という紹介です

広告の中にも 養命酒レディがモダンとあります

昭和初期ですが その養命酒さんの広告と並んで

タンスなら相徳の文字が見えます★


★大阪万博★


★1970年 大坂万国博覧会 貴賓室
大坂万博の会場内 貴賓室
この時 万博には世界各国から多くの要人が
いらっしゃいました。
そのための 貴賓室の家具に
相徳の桐たんすは採用されています。
”日本の伝統”をあらわす家具といえます。

金具は 万博のマークから製作をしました。★


★労働大臣賞受賞★


★第14回 全国優良家具展にて受賞★

この年は 総理大臣賞の無い年でしたので 最優秀賞になります。

家具業界は こうした大臣賞の出る機会(たとえば 全国優良家具展)がなくなってしまいましたので 今となっては貴重な受賞歴です。




平成の 特筆納入先など

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